パルファンドゥース

《What's aroma?》

 アロマセラピーとは、植物の花、葉、果皮、樹皮、種子などから抽出した精油(エッセンシャルオイル)を、私たちの心と身体の健康に役立てる自然療法の一つです。精油は、呼吸器や皮膚などから体内へ入り、血流にのって全身に作用します。また、香りの分子は鼻の奥に入り、信号として嗅覚神経を介して脳へ伝わり、精神的、生理的に作用します。そのようにして私たちは、リラックスしたり、精油成分の持つ様々な優れた力を受け取ります。豊かな贈り物をくれる自然に対し、感謝の心を忘れずに大切にしていきたいものですね。

 このページでは、毎日の生活の中に気軽にアロマセラピーを取り入れる方法をいくつかご紹介します。また、精油を安全に使用するための注意事項もありますので、ご使用前に必ずお読み下さい。正しく使用し、健康で楽しいアロマライフを送りましょう!
 

〔精油の注意事項 〕

 
精油はアロマ専門店、デパートのアロマコーナーなどで買うことができます。100%植物から抽出された品質の確かな物を選びましょう。

精油はかなり濃縮されたものですので、基本的に原液のまま肌にはつけられません。トリートメントで使用する場合は、植物油などで必ず希釈して下さい。

飲用はしないようにしましょう。

目には入らないように注意しましょう。

引火する可能性があるので、台所など火のそばには置かないで下さい。

お風呂場など、高温多湿の環境は劣化を早めてしまいます。しっかりキャップを閉めて、冷暗所で保管して下さい。直射日光のあたる場所も避けて下さい。中には、寒い所で固まる性質のオイルもありますが、常温で温めれば問題なく使用できます。

小さなお子さんやペットの手の届かない所に保管しましょう。

妊娠初期には使用しないようにしましょう。安定期に入ってからは、多量に使用しすぎなければほとんど問題はありませんが、中には刺激の強いものもありますので、注意が必要です。柑橘系は比較的安全です。

ベルガモット、レモン、アンジェリカなど、‘フロクマリン’という成分の入った精油は、皮膚につけた後紫外線にあたると、しみや皮膚刺激の原因になります。外出時には、日にあたる部分にはそれらの精油は使用しないようにしましょう。

香りに不快感や異変を感じる時は、換気をし、使用を控えましょう。
 

〔精油の活用方法〕

★芳香浴

・ティッシュペーパーに精油を2、3滴たらして、机の上や枕元などに置きます。
・専用のアロマポットを使う場合、水を入れ精油を2、3滴たらします。キャンドルのタイプと電気のタイプがあります。キャンドルの場合、火の元には十分注意しましょう。

<私のおすすめブレンド>

*仕事や勉強中、集中力を高めたいなら*
・レモン ・ローズマリー ・ティートリー

*お休み前、枕元で香らせるなら*
・ラベンダー ・マジョラム ・ネロリ

★トリートメント

・植物油をベースに、精油を1〜2%の濃度になるように混ぜます。
・お顔に使う場合は1%以下にし、刺激の強いものは避けましょう。
・お好きな精油を、香りのバランスをみながらブレンドしましょう。種類が多すぎるとまとまらないので、5種類以内にしましょう。
・できあがったブレンドオイルを肌にやさしく塗布しトリートメントします。
・お肌に合わない場合は、すぐに使用を中止して下さい。

【計算の仕方】植物油[ ]ml÷5×[ ]%=精油[ ]滴
例えば、30mlの植物油に2%の濃度で精油を入れるなら、12滴になります。

<私のおすすめブレンド>

*肩こり解消に*
・ユーカリ ・ラベンダー ・ベルガモット

*お顔のスキンケアに*
・ローズ ・ゼラニウム ・カモミール

★入浴

・全身浴
 浴槽に適温のお湯をはり、5滴以下の精油を入れて、よくかき混ぜてから入り、半身浴でゆっくりとあたたまります。大さじ2杯ほどの天然塩で希釈すると、発汗作用も期待できます。

・手浴・足浴
 洗面器やバケツにやや熱めのお湯を入れ、3滴以下の精油を入れて、よく混ぜてから手や足を入れて10分〜15分ぐらいつかります。

<私のおすすめブレンド>

*筋肉痛に*
・ローズマリー ・レモングラス ・マジョラム

*冷え性に*
・ベルガモット ・スイートオレンジ
 ・ブラックペッパー

★吸入

・ティーカップやボールなどに熱湯を入れ、3滴以下のオイルを入れて、立ち上がる香りの湯気を吸入します。
・一気にたくさん吸い込むと咳き込んでしまう場合があるので、少しずつ様子をみながら行いましょう。
・粘膜を刺激する場合があるので、目は閉じて行い、長時間の吸入は避けましょう。

<私のおすすめブレンド>

*風邪で喉が痛い時*
・ティートリー ・ラベンダー ・ユーカリ

*花粉症に*
・ティートリー ・レモン ・ラベンダー

★湿布

・洗面器に温湿布の場合はお湯、冷湿布の場合は冷たい水を張り、精油を2、3滴入れ、タオルをつけこみます。軽く絞り、湿布したい部分にあてます。

<私のおすすめブレンド>

*目の疲れに*
・ラベンダー ・カモミール ・ベルガモット

(慢性的な疲れの場合には、温湿布を目の上や肩や首に乗せて温めましょう。パソコン疲れなど、目の炎症を静めたい時には、冷湿布もおすすめです。目の中に直接精油が入らないように気をつけましょう。)

*頭痛がする時*
・ラベンダー ・ペパーミント ・ティートリー

(温湿布でも冷湿布でも、ここちよく感じる方を行いましょう。肩こりなどからくる場合は、頭だけでなく、肩や首も温めるとよいでしょう。吐き気を伴う場合は、ペパーミントの割合を多めにしての冷湿布がおすすめです。)

*生理痛に*
・ラベンダー ・ゼラニウム ・クラリセージ

(温湿布で、腰やお腹などつらい部分を温めましょう。クラリセージは生理痛を和らげてくれますが、出血量が多くなるので、ご注意下さい。)


★アロマで風邪予防★ 

 まず風邪予防の基本はうがいですね。市販のうがい薬を使っている方も多いと思いますが、殺菌作用のあるティートリーの精油もおすすめです。コップに水またはぬるま湯を入れ、ティートリー1〜2滴垂らします。よくかき混ぜてからうがいして下さい。ちょっと苦く感じますが、すぐに慣れると思います。風邪をひいてしまってからも、痰の排出を促したり、喉の痛みの緩和になりますし、免疫力をアップさせる作用もあるので回復が早くなります。

 エアフレッシュナーを作ってお部屋の空気を浄化しましょう。乾燥対策にもなります。
作り方はまず、無水エタノール(または日本酒かウォッカ)10mlお好みの精油を20〜30滴入れよく混ぜます。そこに精製水を90ml入れ、スプレーボトル移せば出来上がり。よく振ってお部屋にスプレーして下さい。

〔風邪予防におすすめの精油〕
ティートリー、ユーカリ、ペパーミント、パイン、ローズウッド、レモンなど。

 上記の精油をティッシュにつけてお部屋に置いたり、外出先に持っていくのもおすすめ。せきが止まらない時は、ユーカリを1〜2滴垂らしたティッシュを胸ポケットなどに入れておくといいです。

 風邪予防にはとにかく体を温めることが大切です。お風呂に精油と天然塩を入れゆっくり温まりましょう(詳しくは入浴の項目をご覧下さい)。おすすめは、オレンジスイート、ゆずなど柑橘系全般ジンジャーなどです。精油がない場合は、乾燥させたみかんの皮を数枚ネットに入れたものやゆずを浮かべるのもおすすめ。

 また、なんといっても質の良い睡眠が大切ですよね。枕元で、ラベンダーなどリラックスできる精油を香らせゆっくり休めば、免疫力のアップにつながります。

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